皆様、株式会社ReBoost 代表取締役の河合です。
今回はタイトルにある通り、「スタートアップに必要な、優秀な人材を巻き込む方法」についてお話をさせて頂ければと思います。
スタートアップにおける優秀な人材とは
皆様にとって、「必要な優秀な人材」とは、どんな方でしょうか?
例えば、「会社の成長を共に推進する経営幹部」や「高い専門性を持って業務に取り組んで頂ける方」、「売り上げを大きく創れる営業/高度なプロダクト創りをリードするエンジニア」など、様々かもしれません。
そして、こうした人材も会社のフェーズに応じて、その発揮していただきたい成果が変わってきます。
特に、「経営幹部」は取締役やCxOと言った会社にとって非常に重要かつ、基幹ポジションになるため、その定義や採用の手法も様々となります。
多くの起業家からは、「そもそもどういう人材が経営幹部として相応しいのか?」、「そうした人材は、どういう条件ならオファーを選んでくれるのか?」と多数のご相談を頂きます。その辺りもお伝えできればと思います。
また上記の経営幹部の文脈では、他社様のメディアになりますが、「スタートアップ創業者が探すべき幹部人材」というテーマでも寄稿したこともございますので、お手すきの際にご覧ください。
優秀な人材に共通すること
特に採用活動において、会社の飛躍的な成長に繋がる「経営幹部」を、ここでは優秀な人材とさせていただきます。
そう考えた時に、この「経営幹部」には、どのフェーズやポジションであっても共通している要素があります。
それは、大きく下記の8つだと考えております。
- 財務諸表の理解と、自社のビジネスモデルがどのような構造になっているかを理解できる
- 会社経営の中で時間軸を鑑みて、どういうことが想定されるか、課題設定ができる
- 自社のビジネスが競合より優位性を保つために必要な要素を定義することができる
- 事業推進の為に必要な組織を設計し、外部から必要な人材を採用をすることができる
- 高い専門性や清廉性を持ち、会社を牽引することができる
- 経営者と共にビジョンやバリュー発信をして組織を牽引することができる
- ネットワーキング能力に優れ、外部のあらゆるステイクホルダーと良好な関係が築ける
- 曖昧な中でも意思決定をして推進する力と、高い学習能力や吸収力
もちろん、上記に加えて、「リーダシップ」や、「人材の育成」なども求められますが、多くの経営幹部を見てきた中で、特に優秀だと感じる方々の共通点になります。
皆様の会社の経営幹部は、どういう強みや共通点がありますでしょうか。
今一度、分解をしてみたり、皆様のビジネスにおける競合や他業界であっても、「優秀だな」と感じられる人材を要素分解してみることをお勧めします。
そのようなプロセスを経てはじめて、皆様の会社に「外部から優秀な経営幹部を採用できるスタートライン」に立てることになります。
ではどうやって採用をしていくのか?それは今後の連載の中で是非ともお伝えをさせてください。
- 優秀な「経営幹部」には、どのフェーズやポジションであっても共通している要素がある
- 優秀人材の要素分解をしてはじめて「外部から優秀な経営幹部を採用するスタートライン」に立てる